019.全国障害者スポーツ大会・新規競技種目研修会

平成20年度より導入される全国障害者スポーツ大会・新規競技種目についての研修会が、9月9日(日)の真夏日の中開催されました。

主催は(財)日本障害者スポーツ協会、主管が埼玉県障害者スポーツ協会と当協議会。特に陸上競技での変更点を中心に、北林直哉氏(日本障害者スポーツ協会技術委員会小委員会技術検討委員・大阪から)を講師に迎え、研修(講義・実技)は行われました。

講義1:新種目設定の経緯の報告。そのうちいくつか紹介します。①廃止となった種目について(5,000m競走、障害急歩、スラロームⅠ.Ⅱ、三段跳びなど)、②男女の種目が同一となった(女子のみ、男子のみの競技がなくなった)、③変更種目(音源走が60mから50mに・スラロームⅠ、Ⅱがスラロームに)、④新種目(ジャベリックスロー)、⑤男女混成種目となった(4×100mリレー)等。これまでよりかなり競技種目が整理されています。詳細は「全国障害者スポーツ大会・競技規則集 平成20年度版」((財)日本障害者スポーツ協会編)で参照ご確認ください。

講義2:新種目「スラローム」、「ジャベリックスロー」の競技ルールや審判方法について説明がありました。特に「スラローム」では車いすの車種別特性(パワー)が活かされにくいこと、「ジャベリックスロー」はソフトボール投げより難しくやり投げよりやさしい、また両種目に共通することは「技術がいる、練習しないと競技力は向上しない」ことが先ほどの事例をまじえながらわかりやすく説明されました。

なお「ジャベリックスロー」はジュニアオリンピック種目でもあります。

実 技:北林氏から「スラローム」、「ジャベリックスロー」の新種目の紹介。

まず指導者対象にコース設営、競技方法から審判方法まで研修。後半は選手が参加し指導者は審判を行い、選手も競技ルールを確認しつつ熱心かつ楽しく受講していました。

参加者:指導者・関係者72名、選手12名、合計84名でした。

研修・事業委員 興梠 理

興梠 理 (16.SEP.2007)