★松田美津子さん★(H24・11月号)

今回は蕨市の松田美津子さんです。

松田さんは子育て中、障害者の方々を見かけるたびに「何か自分にお手伝いできることはないかなぁ」といつも思っていたそうです。それが松田さんの一つの夢でもありました。

 そんな折、水泳の仲間とカヌークラブを作り、週に1度、甲斐信幸先生から指導を受けていた時のことです。先生から「日本で初めて障害者のカヌー教室を交流センターで立ち上げるのだけど、手伝ってくれないか?」と誘われました。松田さんは迷わず手をあげました。ずっと思っていた夢に手が届いたからです。松田さんはうれしくて叫びました。「やったあ、ずっと思っていた夢が叶った!」。

 蕨から交流センターまでは毎回バイクで通いました。最初は障害を持つ方にどうやって教えたらよいか悩んだそうです。「片手しか使えない方にも工夫して、両手でなんとか漕げるようになったのを見たときは本当にうれしかったです。」と、語ってくださいました。

 その後、人に教えるには、もっと自分が勉強しなくてはいけないと思い、平成5年には障がい者スポーツ指導員の初級を、平成11年には中級を、そして松田さんの熱い想いはとどまることを知らず、ついに平成16年には上級の資格を取得するに至りました。実はここに至るまでに松田さんは、高校3年生で国家資格を2つ、日本レクリエーション協会のインストラクターなどたくさんの資格も持っていらっしゃるそうです。

 12人兄弟の下から2番目という松田さん。大家族だったため、食べるものもみんなで分けて食べるのが当たり前。どんなことでも人と分け合う性分だそうです。人の世話や面倒を見るのが好きなのも小さいころからです。また好奇心も旺盛。ですから、趣味も多彩で、水泳、卓球、乗馬、習字、日本舞踊、ダンス、スキーと書ききれないほど幅広く活動されています。「若い時からずっといろいろなことをやってきてそれが今、生かされているんですよ。」と。

特に松田さんの水泳指導には定評があります。それは、ご自分が最初泳げなかったので、泳げない方のことがよくわかり、「コツ」を上手く教えることができるからでしょう。

これからボランティアをされる方にアドバイスをいただきました。「ボランティアは決して無理はしないこと。そして素直な気持ちで臨むことが大切ですね。

やり方が分からなかったら先輩のことを見ていればだんだんわかってきますよ。」と。

 松田さんは「夢は叶えるためにある」と言います。いくつもの夢を持ち、そしてそれを実現してきた松田さん。「人生、生きていればいろんなことがあります。でもいいことしか覚えていないようにするんですよ。」そして「今も夢があります。でもナイショね。」一体次はどんなことにチャレンジするのでしょうか!

熱い向上心と輝く笑顔の松田さんにか~こは終始釘づけでした。