★海老名千恵子さん★(H24・9月号)

今回は、鴻巣市の海老名さんにお話しをお伺いしました。

海老名さんは7年前から市のスポーツ推進員(旧体育指導員)をなさっています。昨年平成23年に鴻巣市のスポーツ課からスポーツ推進員の方々に「障がい者スポーツ指導員を受けてみませんか」という声がけがあり、海老名さんを含む5名の方が受講され初級の資格を取られました。

現在は海老名さんを含め修了した5人の方々と、過去に指導員の資格を取得した方たちとで連絡会が作られ、今年から市内の障害者施設などで障がい者スポーツ教室をスタートしました。これは市のスポーツ課の事業で、地域支援事業として県の障がい者スポーツセンターから派遣された職員の方と一緒に行われています。

さて、海老名さんは他にもいろいろな活動をされています。お母様を亡くされた時に、お母様に「もっとこうしてあげればよかった」、そんな思いから取得した介護ヘルパー資格。17年前から続けている人形劇。「鴻巣紙芝居えがお」というグループでは、高齢者、障がい者施設、学童保育などを回って紙芝居や手遊びなどをするボランティア等。

「母のおかげで今までの自分の世界と違うところに入っていくきっかけとなりました。」そう語る海老名さん。ヘルパーで学んだ、人との接し方や傾聴。紙芝居ボランティアで学んだ経験が、障がい者スポーツ指導員として、障がい者の方々に接する時に生きています。そしてこういう活動を通じて人と出会い、人とつながり、人生の先輩方からいろいろなお話しを聞くことができるのがとても嬉しく、学ぶことがとても多いそうです。

「これからも地道にいろいろな所へ出向いて活動し、いろいろな経験を積んでいきたいです。人形劇、紙芝居、そしてスポーツを通じて、みんなが笑顔になれるといいな。」海老名さんの目はキラキラしています。