「楽しむこと!」が原動力。パラスポーツの魅力を地域に広げる挑戦

武田清貴 さん

【インタビューのきっかけ】
2026年8月11日、草加市のエネクルスポーツアリーナSOKAで『5市1町まんまるパラスポーツ大会』が開催されました。「蕨市から来ました。今日は勉強させてください!」と、ひときわ元気よく、はつらつと参加していたのが武田さんです。その精力的な活動の原動力をぜひ伺いたく、インタビューをお願いしました。

本業の建設業のお仕事をしながら、休日を利用して活動している武田さん。「県のイベントを最優先にスケジュールを立てているんですよ」と、少しはにかみながら答えてくれました。

【パラスポーツ指導員になった理由】
きっかけは、蕨市のスポーツ推進委員を務める中で「パラスポーツ指導員」の存在を知ったことでした。2019年に資格を取得し、それ以来、県の活動に積極的に参加するようになったそうです。活動する上で最も大切にしていることを尋ねると、「楽しむこと!」と即答されました。「指導員とは言っても、スポーツを教えるというより体験を補助する役割が中心です。だから、参加者の皆さんと一緒に自分自身も楽しんでいます」とのこと。また、地域を超えて多くの人と交流できることも、嬉しくて仕方がないと語ってくれました。

【思い出のイベントと「コミュ力お化け」との出会い】
これまでで思い出深いイベントは『ふれあいピック』。さまざまなニュースポーツを体験しながら多くの人と交流できた時間が、とにかく楽しかったそうです。中でもフライングディスクが面白く、今年も11月の開催を今から楽しみにされています。こうしたイベントに参加する大きな喜びは、尊敬できる先輩指導員たちとの出会いと交流です。武田さんが尊敬する先輩方は、コミュニケーション能力が高く、まさに『コミュ力(りょく)お化け』だと教えてくれました。それは、次のような素晴らしい特徴があるといいます。

  1. 周囲を明るくする:元気で、周りの人まで明るい気持ちにさせる。
  2. 人見知りをしない:どんな人に対しても、自分から積極的に歩み寄って声をかけ、あっという間に仲良くなる。
  3. フットワークが軽い:あれこれ悩む前に、まずは行動に写す。
  4. 包容力がある:どんな意見であっても否定せず、まずは一度受け入れてくれる。

実は武田さんご自身、かつてはお子さんとの関わり方に悩んでいた時期もあったそうです。しかし、パラスポーツを通じた数々の活動や出会いが刺激となり、今では周囲を明るく照らす、まさに「コミュ力お化け」な現在の武田さんへと変化を遂げたのでしょう。

【未来への抱負】
武田さんの今後の抱負は、ご自身が所属する「南支部」の活動をさらに活発にすることです。「川口市、蕨市、戸田市ともしっかり協力し、地域貢献につながるイベントを開催したい」と、目を輝かせて目標を語ってくれました。抜群の行動力と周囲を巻き込むパワーを持つ武田さんなら、近い将来、南支部発の素晴らしいイベントを実現してくれるに違いありません。参加者たちの弾けるような笑顔と、元気な歓声が響き渡る会場の様子が、今から目に浮かぶようです。

【インタビューを終えて】
武田さんの活動の原動力、それは「人との交流を心から楽しみ、地域に貢献したい」という熱い思いと飽くなき好奇心でした。お話を伺う中で、私自身も大切な初心を思い出し、たくさんの元気を分けてもらうインタビューとなりました。

取材 米山あゆみ