令和8年度第1回埼玉県パラスポーツ指導者協議会研修会

令和8年6月6日(土)埼玉県障害者交流センターにて、総会終了後に、「令和8年度第1回埼玉県パラスポーツ指導者協議会研修会」を開催しました。

講師には、パラスノーボード選手の小須田潤太氏をお迎えし、「挑戦し続けるメンタルの秘訣」をテーマにご講演いただきました。

小須田選手の経歴(抜粋)

2021年 東京2020パラリンピック夏季競技大会 走り幅跳び7位入賞

2022年 北京2022パラリンピック冬季競技大会 スノーボードクロス(LL1)7位入賞

2025年 パラスノーボード世界選手権(カナダ)バンクドスラローム(LL1)優勝

※世界選手権では日本人パラスノーボーダーとして初の金メダル獲得

2026年 ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会 スノーボードクロス(LL1)4位入賞、バンクドスラローム(LL1)5位入賞

講演では、競技人生の中で経験された大会直前のけがや、ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック日本代表選手団の旗手を務められた際のお話など、数々の貴重な体験が紹介されました。また、スノーボードだけでなく、陸上競技がパラスポーツのきっかけになったことや、ゴルフにも挑戦されていること、食事面では味の素株式会社によるサポートを受けながらコンディションを整えていることなど、日頃の取り組みについてもお話しいただきました。小須田選手の率直で飾らない語り口に、会場からは何度も笑いが起こり、終始和やかな雰囲気の中であっという間に時間が過ぎていきました。

会場には、スノーボード用の義足を持参いただき、スノーボードクロスやバンクドスラロームの映像も紹介され、競技の迫力や奥深さを身近に感じる機会となりました。予選順位にかかわらず決勝で順位が大きく入れ替わることもあるなど、見ていても非常に面白い競技であることが伝わってきました。

講演の中で最後に強調された言葉は、「本気で楽しむこと」「明確に目標を持つこと」の大切さでした。小須田選手は、意識の高い選手やコーチ、スタッフの中に身を置くことで自分自身が変わっていったと語られ、環境の大切さについても触れられました。また、もともとは走ることが好きではなかったそうですが、事故により歩くことができない時期を経て、義足で走れることの楽しさを実感されたとのことです。スポーツには、実際に行う人だけでなく、見る人、支える人それぞれに楽しさや、大きな魅力があることも最後にお話されていました。「4年後には金メダルを持ってまたお会いしたいです」という締めのご挨拶には、会場から大きな拍手が起こりました。埼玉県出身の小須田選手の益々のご活躍を、指導員一同、心より応援しております。