NO.85 障害者スポーツ指導員の知恵と実行力が結集

~草加パリポリレクリエーションの集い~

 平成25年6月16日『草加パリポリレクリエーションの集い』が障害者団体と障害者スポーツ指導員が協働して、盛大に開催されました。参加者・スタッフ・出演者などで320人が集い、埼玉県内有数の障害者スポーツイベントになりました。

 今回のイベントは、県東南部地域支援連絡会の障害者スポーツ指導員が企画から当日の運営まで一貫して主導しました。指導員の柔軟な発想から、盛りだくさんの取り組みにチャレンジしました。

 1つめは、県東南部の「ゆるキャラ」を一堂に集め、参加者とのふれあいの場を設けました。イベント名の「パリポリくん」は草加のゆるキャラです。

 2つめは、草加せんべい振興会やロータリークラブの協賛をいただくとともに、障害者スポーツの理解を深めるPR活動をしました。自治体の広報誌や地元メディアにも取り上げていただいたのが、大きな成果でした。

 3つめは、西日本で盛んに行われている卓球バレー大会にチャレンジしました。参加チーム24チームは、東日本では最大級の大会になりました。しっかりとした大会にするため卓球バレー指導員研修会を開催して、正式なルールと審判技術を学び、14人の公認指導員が誕生しました。

 4つめは、障害者スポーツ指導員以外のボランティアを対象に、障害者スポーツの歴史や特徴を紹介する講習会を開催しました。県立草加高校の生徒を始め約30人の人が参加してくれ、次代を担う人材の育成に努めました。

 5つめは、県東南部の6市町のスポーツ担当課や福祉担当課に「障害者スポーツ指導員」の理解を深めていただくために、何度も情報提供に出向きました。このイベントを通じ、障害者スポーツ指導員の認知度は高まったと思います。

 当日は指導員の的確な判断と活躍で、混乱や怪我もなくスムーズに終わることが出来ました。イベント終了後、多くの参加者から、「楽しかった」と声を掛けられ、充実した1日が幕を閉じました。