★福田孝一さん★

埼玉県障害者アーチェリー協会で、2002年(H14)から2012年(H24)まで会長を務められ、現在、埼玉県アーチェリー協会役員、埼玉県障害者スポーツ協会理事、鴻巣市障がい者スポーツ指導者連絡会の会長などで活躍されています。

Q1.障がい者スポーツ指導者を取得した動機は何ですか?

1996年(H8年)に山小屋からの転落事故で脊髄などを損傷したことにより、下半身不随になり専門の施設でリハビリを始めました。仕事復帰という目標があったので、黙々とリハビリに取り組む毎日でした。そんな中で交流センターの存在を知り、もともとスポーツ好きで“和弓”もしていたのでどんな施設か興味があり訪問しました。そこで当時「交流センター職員の田中氏」と「アーチェリー競技」に出会うこととなりました。

田中氏から障がい者スポーツ指導者のことも聞き、1998年(H10)月に初級を取得後、2001年(H13)には中級、2004年(H16)上級を取得していきました。

 

Q2.活動している中で思い出に残っていることは何ですか?

中級、上級の資格取得に向けて、共に学んだ仲間達の存在ですね。

その他に、アーチェリー競技にどんどん引き付けられ、技術を磨くためにも練習を積み重ね、1998年には国体(開催地:神奈川)に選手として出場しました。その後に日本スポーツ協会 アーチェリー指導員の資格を取得して、2005年(岡山)~2013年(東京)の国体には監督として同行しました。選手の発掘、育成など共に成長していく喜びがあります。

 

Q3.活動している上で大変なことは何ですか?

現在、鴻巣市において障がい者スポーツ活動を進めています。フライングディスクなどの競技的なこと以外に、ロープやボール、紅白玉などのいろんな道具を運動に活用したりと指導員同士で行っていますが、道具のアレンジをすることが苦手です。競技の説明、やり方などを教えることは出来るのですが、運動に繋げるアイデアが思い浮かびにくいですね。

 

Q4.活動しているうえで、大事にしていることは何ですか?

ケガをさせない。障がい者に対してだけでなく健常者に対しても同じですが、安全に行うことは必須です。意思表示がしにくい方なら尚更に、目配り、気配りを大切にしたいですね。

 

Q5.障がい者スポーツ指導者はどのような人が適していますか?

相手の気持ちを汲み取ろうと寄り添える方かなと。ゼロからの指導が多いので長い目でじっくりと取り組めると良いですね。先ずは向き合ってみてください。一緒に歩くだけでもいいんです。

 

Q8.今後の抱負は何ですか?

「できることをやる」の素晴らしい言葉のように、目的をはっきりさせ具体的に動いていきたいです。障がい者それぞれの特性を生かせて、活躍できる場が増えるといいなと思います。

 

 

★インタビューを終えて・・・

終始にこにこ満面の笑みで対応していただいた福田さんは、2019年(令和元年)に「生涯スポーツ功労者」として表彰されました。これは、地域におけるスポーツの健全な普及及び発展に貢献し,その振興に顕著な成果を上げたスポーツ関係者を文部科学大臣が表彰するものです。各都道府県教育委員会,公益財団法人日本スポーツ協会及び公益財団法人日本レクリエーション協会などの選考を経て推薦されなければ受賞されません。今回、埼玉県障害者スポーツ協会の創立から携わっていたこともあり、松本理事の強い推薦を受けて受賞されました。

 

2012年(H24)には、国内最高峰の戦い「フェニックス杯(全国身体障害者アーチェリー選手権大会)」が埼玉で開催された時もご尽力されたそうです。

地元では、論語や漢詩等の学びを地域の方々と定期的に集まって楽しまれたり、音楽鑑賞へ出かけたりと日々を活発に過ごされている福田さん。その行動力とリーダーシップに自然と皆さんが集まってくるのが分かります。

(記:海老名)