~手話・健康体操・障がい者スポーツの融合~ ★小菅 倖代さん★

今回のリレートークは、昨年「中級障がい者スポーツ指導員養成講習会」にて手話を交えて積極的に受講されていた小菅さんにいろいろとお話しを伺いました。

手話ができるようになったきっかけは、小学生の頃のソフトボール少年団。なんと試合中のサインが手話だったそうです。ちょっとした歌や挨拶などは、この頃にはできるようになっていました。そして中学生の頃、テレビドラマ「オレンジデイズ」(病気で聴覚を失ったことにより心の扉を閉じてしまった女の子と若者の青春ドラマ)を見てますます興味を持ったそうです。そして大学生の時に手話養成講座に通い、手話奉仕員となって聴覚障がい者とのコミュニケーションを深められるようになりました。

体育系大学に進学し、そこで入ったゼミにより「障がい者スポーツ」を学ぶことが増え「障がい者スポーツ指導員」を知ったそうです。しかし、彼女が専攻していた学部学科では障がい者スポーツ指導員の資格を取得できないので、わざわざ他学科の講義も受講して初級障がい者スポーツ指導員の資格を得ました。そして、知的障がい者向けの体操指導の経験も積み、保健体育の中学校・高等学校教諭の資格をとり卒業。

その後、ドイツに渡り2年間ほど幼稚園の体操指導へ。言葉に自信はなかったのですが、勢いで乗り込み、現地で色々と学んで、日常会話は困らないくらいまでになったそうです。

日本ではできない経験をたくさん積んできた中で、学童期への対応もできるようになりたいと、帰国後には小学校教諭の資格も取得しました。

自分のことを「中途半端は嫌い、最後までやりとげたい性格」とにっこりと可愛らしい笑顔で語る小菅さん。

今回の中級へのステップアップは、手話でスポーツ指導をする際に、もっと障がい者スポーツの競技やルールなどを理解できているといいな、もう少し深く学ぼう!と申し込んだそうです。

将来的には、障がい者にも健常者にも健康体操の指導をあたりまえにできる環境が整って欲しいと願っています。今まで積んできた経験と得てきた資格をフル活用することにより「手話・体操指導・障がい者スポーツの融合」へ。新たな繋がりを楽しみつつ、障がい者スポーツ指導員の活動の幅をどんどんひろげていく勢いを小柄な体型から力強く感じました。

 (海老名千恵子)