NO.55 ~平成21年度 財団法人日本障害者スポーツ協会  障害者スポーツ指導者協議会会議~

~平成21年度 障害者スポーツ指導者協議会会議~
財団法人日本障害者スポーツ協会

平成22年2月3日、港区のホテル日航東京において、標記会議が開催されました。これはこの時期、JPC加盟競技団体会議/競技団体協議会、障害者スポーツ協会協議会等のひとつに位置づけられた会議です。

今回、(財)日本障害者スポーツ協会に養成研修部が新設されて初めての会議でした。資格認定制度について、大きな変更点はありませんでしたが、平成23年度からスポーツコーチを独立した資格認定制度として位置づけていくとのことでした。そのため、平成22年度は新規の受講を受けつけず、継続者のみとするとの報告がありました。また、全国障害者スポーツ大会競技規則一部改正(案)が提示され、特に今回は卓球(STT)競技の変更が大幅に報告されました。競技規則の変更の理解は、指導していく上でとても大切なことです。埼玉県でも全スポゆめ半島千葉大会の予選会からその競技規則が適用されます。変更点が確定しましたら、会員の皆様に周知していきたいと思います。

また、午後からは「第8回障害者スポーツセミナー」が開催され、「うまくなる・うまくさせる医・科学~心理―やる気を起こす!」というメインテーマのもと、様々な講演がありました。心を鍛えるということが軽視されてきた現在、こころは見ることができないが、大切な部分であること。今年度9月に開催されたアジアパラユースゲームズに初めて障害者の選手団でメンタルトレーナーがスタッフとして入ったそうです。特に、技術や体力を見ても世界に差がなくなってきており、これからはメンタル面へのウェートを多くする必要があるとも話されていました。メンタルトレーナーは、選手が「振り返ればそこにいる」そんな存在だとおっしゃっていましたが、指導員にも何か当てはまる言葉だと考えていました。

午後からのスポーツセミナーと夜の交流会については、皆さんにも通知されたように会員の方なら誰でも参加資格があります。今回も数人ではありましたが、埼玉県/さいたま市の方の参加がありました。様々な動向に眼を向けるという意味でも、是非時間が許す範囲で出席してみてはどうでしょうか。

(事務局)