NO.118 同じコートで誰もが同じスポーツを楽しむ姿を見て感動

~エンジョイ 障がい者スポーツinところざわ~

平成27年9月6日(日)に国立障害者リハビリテーションセンター第1・2体育館(所沢市)で今回が初めての開催となる「エンジョイ 障がい者スポーツinところざわ」が開催されました。
今回のイベントは「障がいのあるなしに関わらず楽しめるスポーツを体験して相互理解と地域におけるスポーツの推進及び共生社会実現の一助とする」を目的としています。

運営体制としては、埼玉県障がい者スポーツ指導者協議会が主催(主管:西南部地域支援連絡会)となり19名の実行委員(指導員)と県西南部(所沢・飯能・入間・日高・狭山)14名の指導員の協力を頂きました。所沢市には後援をして頂き11名の職員が、また当日は所沢ユニバーサル応援団から10名のボランティアの方にご協力頂き、イベントには柴山衆議院議員、所沢市管理職の方々をはじめ、多くの方が応援に駆け付てくださいました。

当日は、何人集まるのか不安でしたが、参加者、見学者を合わせて約100名の来場があり、所沢市以外からも参加がありました。開会式では、選手宣誓を急きょ行うことになりましたが、とても立派な宣誓に拍手喝さいでした。
午後から競技(約2時間)が始まり、車いすスポーツ(スラローム)、フライングディスク(アキュラシー)、ボッチャ、風船バレー、卓球バレー、スポーツ吹き矢の6つの障がい者スポーツを自由に選んで体験して頂きました。

私は、風船バレーの担当で事前にルール打ち合わせをしていましたが、実際始まるとその通りにはいきませんでした。参加者の方も、肢体不自由の方、視覚障害の方、親子連れ、知的の方など色んな方が、同じチームでゲームをします。その人に合ったルールをその場で臨機応変に対応しゲームを進めたことで、徐々に皆さんの表情も和らぎ、声も出て、大きな風船を全員が触り、落とさず、途中からはラインも関係なく10分間ゲームを楽しみました。同じコートで多種多様な障害のある方と障がいのない方が、一緒のスポーツ(風船バレー)を楽しむ姿を見ることが初めてでしたので私自身、感動でした。
競技終了後、全員で集合写真を撮り、参加者からは「楽しかった」「是非、来年もよろしくお願いします」という声が多く嬉しかったです。ここまでくるのにいろいろありましたが、とても勉強になりました。また来年に向け、「エンジョイ障がい者スポーツinところざわ」を皆さんに知ってもらい、楽しく参加して頂けるよう頑張りたいと思います。

(谷口 洋子)