027.小さな炎が燈りました

プロゴルファー石川遼君の活躍で全国的に有名になった松伏町で、障がい者スポーツの普及事業が立ち上がりました。

平成20年11月21日、松伏町健康福祉課の主催で「障がい者スポーツ体験教室」が開かれたのです。

第1回目は、幅広くプレーが出来る「ボッチャ」を取り上げました。埼玉県障害者スポーツ協会のスタッフ2人と障害者スポーツ指導員2人で企画し、役場職員の支援を得て準備しました。

初めての試みなので、何人集まるか心配しましたが、片麻痺のリハビリテーションをしている高齢者サークルや授産施設の子供たち等、46人も集まってくれました。

最初は、距離感がつかめずコートアウトの連続でしたが、だんだん力加減を覚え、試合の時は緊迫した空気に包まれるまでになりました。

あっという間の2時間が終了し参加者に感想をお聞きしました。

リハビリ中のAさん。「最初は気が進まなかったけど、やってみると面白い。1投で逆転する醍醐味がたまらない。」

授産施設のBさん。「最初は難しかったけど、だんだん出来るようになって嬉しかった。またやりたい。」

産まれたばかりの事業で、小さな炎が燈ったばかりですが、この炎がパラリンピックの聖火台に繋がる炎だと信じて、一歩一歩活動していきます。

(荘子敏一)

荘子敏一(7.MAR.2009.UP)