NO. 96 30歳若返った、ぴらティス体験 平成26年度と区別研修

平成26年6月8日(日)埼玉県障害者交流センターで、特別研修会を開催しました。講師にE・ART Company 株式会社 代表取締役社長 更科枝里先生をお招きして、「ピラティスで健康づくり」をテーマに講義と実技を行いました。今回の研修の目的は、「自分の体の使い方を知る」でした。

更科先生の明るい笑顔と楽しいお話、掛け声を聞きながらの2時間の研修は“アッ”という間に過ぎました。体幹の安定と呼吸法による実技は、終わってみると、気持ちが良い汗をかき、身体の隅々が伸び、幸福感の余韻が残っていたことが印象的でした。機能的な体作りの理論と実践を知ることで、日常生活に役立てるBody of Quality(体の質)を理解することができました。

ピラティスと聞くとダイエットのための運動というイメージがありました。しかし、もともとは、ドイツ人ジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発した運動であることを知りました。
そのため、実技は正しい骨格を意識しながら、体幹の筋肉を整える、解剖学を元にした考えるエクササイズでした。ただ身体を動かせばいいのではなく、身体の構造を考えながら行うこともピラティスの特徴でした。

普段意識していない筋肉に働きかけるための、更科先生の言葉の表現も特徴的でした。なかでも正しい姿勢を意識する時に、「坐骨をコンセットのように突き刺して、重力に抵抗して引っ張って、坐骨で床に敷いてあるハンカチを、手繰り寄せるように」という、先生の言葉に思わず、納得できました。また、前屈して背骨の一つひとつを意識する際の、「骨を一本一本、積み重ねるように」という表現も分かりやすかったです。実技後の後ろ姿は、姿勢を改善したことで、皆、30歳若返りました。

今回の研修を通して、自分の体の骨や筋肉、呼吸、血液の流れなどを意識する良い機会となりました。回数や量をこなす運動と違い、お腹の深層にある筋肉や肩甲骨周りの筋肉などを意識した動きを行うことで、体の温かさや、筋肉の動きなど、体の声を自然に感じることができました。このような独特の動きが、普通に生活しているだけでは失われていく筋力を回復させ、ケガの防止やリハビリだけでなく、姿勢維持・改善などエイジングケアに大きく役立つことが理解できました。高齢の方や障害のある人にとっても、排泄などの日常生活の機能の向上や自己の潜在意識を引き出す効果があると思いました

 更科先生に姿勢は意欲につながるといっていました。正しい姿勢を意識し、広い視野で健康増進に支援ができるよう、積極的に活動をしていきたいと思いました。
(米山 あゆみ)