NO. 95 参加者300人、スタッフ100人が笑顔でつながった

~「フレンドリー春日部」が卓球バレー2連覇~

埼玉県東南部の障害者が一同に揃う「第2回草加パリポリレクリエーションの集い」が、5月18日(日)に草加市民体育館で開催されました。 この大会は, 埼玉県障害者スポーツ指導者協議会が中心になって企画運営をしています。この集いの目的は、「スポーツを通じ身体を動かす楽しさを共有するとともに、県東南部5市1町(草加市・越谷市・八潮市・吉川市・三郷市・松伏町)の交流を図る」ものです。今回の集いのテーマは、「笑顔と連携」でした。

晴天に恵まれ、時折すがすがしい風が吹き込む館内に29チームの参加者を含め、総勢300人のみなさんが、笑顔で集合しました。開会あいさつ後、よさこい草加連のみなさんによる、一糸乱れぬ、よさこい舞踊の鑑賞を行いました。2曲目の演目、「恋するフォーチュンクッキー」では、田中和明市長をはじめ、草加市の観光大使として活躍する「パリポリ君」を含め、参加者全員で踊りました。体と心がほぐれ、楽しい雰囲気で競技が始まりました。

午前の競技は、普段は余り体験することのない、風船バレー、玉入れ、カローリング、ボッチャ、ストラックアウト、輪投げ、四面卓球バレーのニュースポーツやゲームを行いました。子どもも、大人も、ボランティアで参加してくださった大学生も、興味津々で夢中で競技を行い、大いに楽しみました。団体競技の草加せんべい食い競争では、上手に口や手(?)を使い、せんべいに食らいつく姿は歓声と笑いを誘いました。

午後の競技は、チーム戦による卓球バレーが行われました。優勝したフレンドリー春日部Aチームには、賞状と金メダル、副賞として大きな金メダルチョコレートが授与されました。優勝インタビューで、「6人でプレーができた喜びと、次年度に向けての抱負」を笑顔で述べていたのが印象的でした。

閉会式で、司会者が「今日一日、楽しかった人」と質問されると、全員が一斉に手をあげていました。参加された方と、100人を超えるボランティアを含めたスタッフが一体となる素晴らしいイベントとなりました。

このイベントの成功は、実行委員他、関係者の皆さんの入念な準備と知恵、そして「みんなが笑顔になれる活動をしたい」という情熱があったからだと思います。年齢や障がいの有無にかかわらず、各種ニュースポーツやゲームを体験するとともに、各団体が日頃の活動のPRをし、地域の大学生や専門学生などこれからの時代を担う方と触れ合う、このような機会を継続的に続ける必要性を実感しました。

(米山あゆみ)